並木家の人々 vol.5

並木家家系図
木造・桐子 篇

 
並木 木造(もくぞう)
 
複合的な要素を取り入れた三代目 / 54歳
 
創造の長男
幼い頃から木造という名をからかわれ嫌な思いをたくさんした。
名前に対してのコンプレックスが強い。
創造によると代々並木家は
「造」の文字を名前に入れるのが習わし。
長女、次女はまちこが名付け、待ちに待った長男は創造が
張り切って名付けたらしいが何故木造にしたかは謎。
かえで、レイコ、カヲルにはとてもかわいがられて育つ。
洋服とボタンとは切っても切れないものだとして、
姉達の作る洋服を並木ボタン店でも扱うことにし、
服とボタンのセレクトを楽しめる店作りを開始。
19歳で2つ年下の桐子と結婚。
子供達には自分のように名前で辛い思いをさせたくないとの
想いから「造」の文字をつける事をやめる。
しかし脈々と続けられた家訓を完全に破るのも忍びないと、
家系の誰かの文字を貰うことにし
長男には創造の「創」をもらい  はじめ  とし、
次男には進之介(構造の父)の「進」をもらい  すすむ  と名付ける。
創造の遺言を受け、あかねをお抱えの職人として大事にしている。
 
 
 
並木 桐子(旧姓 江戸)
 
木造の妻 / 52歳
 
実家は「百八銘木」(ももはちめいぼく)
三代目江戸櫻一の長女でお嬢様育ち。
世間を何も知らないまま17歳で木造と結婚。
スレた所の無い性格が さわ と折り合いが良くさわにかわいがられた。
やり手のレイコ、カヲル、商才のある木造に守られ
事実上専業主婦として結婚当初は四世帯という
大所帯の家事を一手に引き受ける事となった。
嫁いで来て以降、櫻一の手配で並木ボタン店の店内や工房の
内装が充実してくる。
 
 
 
 
次回は 【並木家の人々】 第六回目です。