並木家の人々 vol.2

並木家家系図
創造・まちこ 篇

 
並木 創造(そうぞう)
 
職人気質な二代目 / 享年79
 
2代目に代替わりしてから時代の変化に柔軟に対応するため
『並木ボタン店』と屋号を変える。
このころから 新しいボタンを考案し 
くるみボタン の製作割合が増えてくる。
幼少時から構造にボタン作りを仕込まれ、
職人としては抜きん出た才能があった。
三代目木造は商才はあったが、職人としての気質を
受け継いでいなかったため、技術の伝承に懸念を抱いていた。
しかし、72歳のとき弟子入りを希望する あかね が現れ、 
これ幸いと弟子として受け入れる。
さらにあかねの職人としての才能を見いだし、
培った技術を余す事無く伝える為に尽力。
79歳で他界する前日まであかねに指導していた。
遺言はあかねを重用しあらたな職人を大事に育てるようにと
指南書をしたためていた。
『職育釦指南伝』以後家宝 数々の釦製作法、素材について、
生地の産地、釦の今後、等々職業としての釦製作のノウハウが
網羅されている。
 
 
 
並木 まちこ(旧姓 鈴木)
 
創造の妻 / 76歳
 
『スズキテーラー』の長女、16歳で創造とお見合い結婚する。
創造が製作中心の仕事スタイルだったため、経理、企画、営業と
幅広くこなさざるをえなかった。
創造が屋号を変えた背景には、
テーラーで育ったまちこの采配があった。
レイコ、カヲル、と娘が続き跡継ぎをとの周囲のプレッシャーが
まちこを精神的に追いつめた時期もあった。
22歳の時三代目の木造を産む。
レイコ、カヲルの名はテーラー育ちのまちこが
ハイカラな女の子に育って欲しいとの願いでつけた。
そのかいあってか、レイコ、カヲルともに
まちこの実家『スズキテーラー』にて修行を積み
独自のブランドを立ち上げることになる。
 

 

 

次回は 【並木家の人々】 第三回目です。