元の姿を想像する事


私達は 提案、製作するときに 永く使って頂けるものをと考えています

 

新しく誂える事はもちろん

 

壊れてしまったり、調子が悪くなった家具の修理、更生も承っています。

 

 

 今回は、おじいさんが愛用されていた文机が壊れたままになっていたのを

 

お孫さんがまた使いたいのでと、修理のご依頼でした。

机の脚がボキっと折れて、

 

部材の一部も

 

無くなっていました。

 

天板の割れや、幕板の剥がれ、

 

ぐらつき等々

 

年代物なのであちこちに故障が

 

 

いろいろと気になる所があったので

 

バラして修理する事に

 

接着、組立は膠だったので、お湯で膠を落とし

 

全ての部材を分解

 

 

昔の職人さんの仕事ぶりを想像しながら

 

組み手や木の使い方をいろいろと教わるような

 

知らなかった昔のやり方を

 

一つ一つ手ほどきしてもらうような

 

私にとっては修理も大切な勉強の一つ

壊れたところを直して

 

細かいところを手直しして

 

漆の塗装を全部落として

 

元通りに組み立て

 

最後はまた漆の塗装

修理完成

これからも永く愛されて使われ続けて

 

また次の世代へと受け継がれていく

 

 

新しく物を作りだす事と同じように古いものを修理し使えるようにする事も

 

ものを作っている者の大事な役目

 

 

お待ち頂きありがとうございました。

 

 

文机修理:花梨.漆