『ある文筆家の暮らし』 no.日記 二


二〇一一年 五月 六日

 

 いつもこの場所で筆をとる

 

 静かに流れるじかんにまかせて

 

 この机がいちばん気持ちを落ち着かせて筆を進めてくれる。

 

 ここ暫くは、いつもの静けさがうそのように

 

 友人たちの声が庭の草花を揺らしている

 

 友人は庭を見ながら僕の特等席であぐらをかいて庭を眺めながら

 

 物思いに耽ったりゆっくりとコーヒを飲みながら

 

 とりとめもない話をしたりそんな時間を過ごすと、

 

 憧れは憧れではなく、現実味をもった場所への

 

 切符なのだと日に日に想いを強くしてしまう。