『ある文筆家の暮らし』 no.11

彼は文筆家である

 

彼は普段は静かな流れに

 

身を置いているが

 

開け放った窓から

 

暖かな匂いがしてきたり

 

風に小さく揺れる菫の色に

 

目が留まったり

 

そんなときには季節が妙に意識されて

 

まるで 人間も動物である ということを

 

今思い出したかのように

 

春に誘われるように そわそわしてくる

 

 

 

今年の春は少し心躍る事が待っている

 

 

友人を招くことにしよう