『ある文筆家の暮らし』 no.10

彼は文筆家である

 

彼の筆圧は高い

 

鉛筆はいつもたくさん削りたてを

 

用意してはあるが

 

すぐにちびる

 

 

 

彼はメモ魔である

 

やたらと紙の端切れに絵とも、

 

暗号ともとれる

 

単文の殴り書きをしてしまう

 

そんなときにしか鉛筆は登場しない